全国曹洞宗青年会様の広報誌『SOUSEI』の動くAR表紙にpalanARを採用!
今回は全国曹洞宗青年会の会長様、広報委員長様、AR企画担当者様にお話を伺いました。
全国曹洞宗青年会(以下、全曹青)様は大本山永平寺・大本山總持寺を両大本山とする曹洞宗の青年僧侶の会で、全国の加盟団体の合計約2,500名の会員で構成されています。
今回の施策概要を教えてください。
令和5年2月発行の全曹青広報誌『SOUSEI』第200号記念号で、palanARを活用してAR表紙を作成しました。
現代の社会情勢やコロナによる社会の変化という中で、今期は「Paradigm Shift」というスローガンを掲げています。我々は未来への革新として、新たな可能性を求めて活動しております。
また令和6年度には全曹青の創立50周年を迎えます。それに先駆け、定期的に発行している広報誌が、令和5年2月の発行号で第200号を迎えることになりました。この記念すべき回では、これまでの広報誌の歩みを振り返ることに決定しました。今期のテーマが「Paradigm Shift」であるため、現在と未来を象徴するものを取り入れたいということで、特に今注目されているARを活用することになりました。
200号記念ということで広報誌自体をモチーフとするため、広報誌が動き出すというアイデアを採用しました。コンテンツの内容としては、私たち全曹青の大きなテーマである「より良い社会の実現のために一般社会へアプローチし、共に歩む」を元に作成しております。50年の歴史の中で、青年僧侶たちは未来に向けた活動を積み重ねてきました。それらの活動の足跡の先に「Paradigm Shift」した今、そして新たな未来が待ち受けています。私たちは仲間と共にさらなる未来へ一歩踏み出そうというテーマでARコンテンツを作成しました。
広報誌の表紙は通常写真を採用しておりますが、今回は特別にイラストにし、動画の内容とARの技術を組み合わせて「Paradigm Shift」を表現しました。
※実際にAR表紙を体験している様子
実際にAR表紙を体験された方々のご反応はいかがでしたか?
ARにあまり詳しくない方々でも、「表紙のガイドに従うだけで簡単にARを体験できて面白かった、良かった」というご感想を多くいただきました。また全曹青の歴史を振り返る趣旨でコンテンツを作成したため、足跡となっている先輩方の歴史に触れることで懐かしさも感じていただけました。
palanARを知ったきっかけはなんでしたか?
インターネットでARサービスを提供している会社を調べた際にpalanARを知りました。
palanARをご利用いただいた理由・決め手はなんでしたか?
二点あります。
一点目はアプリのダウンロードをせずにARが体験できるという点です。
ARを導入するにあたり、体験者が専用のアプリのインストールが必須であると、体験までの手間が発生するため、AR表紙を見て頂けないのではないかという懸念点がございました。しかしpalanARはQRコードを読み込むだけで簡単にARが体験できます。その結果、AR体験のハードルが下がり予想以上の反響を得ることができたと思います。
二点目はAR動画が違和感なく再生できるという点です。
ARで表紙を動かすことが決定しておりましたので、あとはどれだけ違和感なく動画を再生できるかという点を重視していました。
そこでpalanARの事例にある「宮島AR水上花火大会」を拝見し、まさに私たちがARで実現したいことと一致していました。また違和感なく動画も再生されていたため、最終的にpalanARでAR表紙を作成することに決定しました。
今後も継続してpalanARを使用されたいですか?また、どのように活用していきたいとお考えですか。
ぜひ使用したいです!今後も50周年記念などさまざまな事業が控えています。我々全曹青を後輩に引き継いでいく過程で、きっとまたARを活用したい場面が出てくると思います。今回は全曹青が全国に向けての事業でARを使用しましたが、次は各都道府県の加盟団体がこのARを参考にしながら新たなアイデアで活用してくれることを期待しています。
最後に、こんな機能が欲しい、こんなことができれば・・というご要望はございますか。
スマートフォンだけでなくタブレット端末からでも綺麗にARが表示されればというのが理想です。
またARで実写の3Dオブジェクトが動く機能があれば面白いし、やってみたいなと思います!
編集後記
今回は全曹青様の広報誌200号にpalanAR を活用してAR表紙を作成された事例についてご紹介しました。
このような記念すべき特別な回にpalanARを活用していただき大変光栄です。また「Paradigm Shift」を表現するためにARを活用するというアイディアをお聞きした時は、驚きと同時にとても素敵だなと感じました。
このような取り組みを通じて、全曹青様の活動や思いがより多くの人々に届くことを願っています。
▼全国曹洞宗青年会