G7広島サミット応援企画「100の出会い、∞(無限)の対話」展にて、オリジナルフォトフレームを活用いただきました!

今回の施策概要を教えてください。

今回の展示は、広島県立美術館が年4回コレクションを入れ替えながら紹介していく所蔵作品展です。G7広島サミット応援企画「100の出会い、∞(無限)の対話」は、サミットを契機として来館される国内外の方々に、当館のコレクションから約100点の名品をご覧いただき、作品に出会い、対話していただきたいとテーマを設定したものです。

展示の中には頭飾りの作品も含まれており、以前はガラスケース内の頭飾りに顔を合わせて撮影し、作品を楽しんでいただく工夫をしていました。しかし、今回は新しいアイデアを取り入れたいと模索していたところ、ARに辿り着き、花嫁用頭飾りのフォトフレームを作成しました。

palanARを知ったきっかけはなんでしたか。

ある高校の文化祭で、palanARの既存のフォトフレーム素材を使ったARに出会いました。高校生が利用できるということに興味を持ち、安価に作成できるのではないかと考え、インターネットで調べました。

palanARをご利用いただいた理由・決め手はなんでしたか?他社と比較されましたか?

1点目のポイントは無料で作成できることでした。
美術館の予算では外注することが難しく、それでもどうにか展覧会をお客様に楽しんでいただくための方法を探していました。
今回のフォトフレームは美術館の職員が作成しました。

2点目は、編集画面のわかりやすさでした。
難しい知識がなくても簡単にARが作成でき、また体験方法もQRコードを読み取るだけで簡単に体験でき、撮影まですぐに行うことができました。
今回は他社のツールは試していませんが、ARの表現方法を模索するためにさまざまなツールを試してみたいと考えています。

今後も継続してpalanARを使用されたいですか?また、どのように活用していきたいとお考えですか。

作品の中に鈴の音がするものがあるので、音を活かしたARを作成してみたいです。
また画像で作品紹介の案内などもできそうなので、活用の可能性を感じています。

最後に、こんな機能が欲しい、こんなことができれば・・というご要望はございますか。

まだ十分に活用できていないため、様々な機能をさらに試してみる必要があると感じています。
特に、画像認識ARを使用してカメラを作品に向けるとARが固定表示される機能があれば使いやすくなるのではないかと思っていました。
今回のインタビューを通じて、そのような機能があることを知りましたので、実際に試してみたいと思います。

image.png (796.0 kB)
※メニューにある「プロジェクト設定」より画面固定が可能です。


編集後記

今回は広島県立美術館学芸課の福田様に、ARフォトフレームを作成された経緯についてお話を伺いました。

インタビューを通して、美術作品とARの掛け合わせたアイデアをたくさんお聞きすることができました。まだまだ様々な表現ができそうで、私たちもワクワクしながらインタビューすることができました。
作品の鈴の音を取り入れるなど視覚だけでなく聴覚を通じても作品を楽しめるAR体験、ぜひ私たちも体験したいと思いました。

私たち自身もまだ気付いていないARの使い方が眠っていると考えており、そのような未知の分野でのARの可能性をpalanARで探索し、誰でも面白いARを作っていけるようなサービスにしていきたいと思います。


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