京都の一級建築設計事務所、カクオ・アーキテクト・オフィスさまにプレミアム画像認識ARを活用いただきました。
今回は京都の一級建築設計事務所、カクオ・アーキテクト・オフィスさまにプレミアム画像認識ARを活用いただいた経緯をお伺いしました。
今回の施策概要を教えてください。
今回は、京都で開催された「京都・建築家のしごと展 その手法と哲学」という展覧会でお見せするための、建築模型のARを作成しました。
私たちの建築物の特徴を知ってもらうため、実際に設計した建築の模型をARにしました。
AR体験の様子
これからゆっくりとメタバースが普及していくだろうと予測しています。
そんな時代背景を受け、今後居心地の良いバーチャル空間の設計が求められるようになると思っています。
メタバースが当たり前になる時代に向けて、幸せな気分になる、感情が動くような空間を提案できるようにしたいと考えており、先駆けてバーチャル空間でVRミュージアムの制作やNFT展示会など行ってきました。
展示会ブースの様子
palanARを活用いただいたきっかけはなんでしたか。
京都の建築家の仕事展という展覧会に、私たちも出展する予定でした。
ブースにおいて、私たちの設計する建築の特徴・象徴を伝えたいと思い、その方法を模索しておりました。
メタバースやVRを試験的に取り組んできたこともあり、ARというものを知っていました。
そこで、私たちが実際に設計した建築の模型をARで表示できたら、上質な建築の作成過程を知ってもらうきっかけになるのでは、と考えました。
建築模型ARを体験いただくため工夫されたブースの様子
palanARをご利用いただいた理由・決め手はなんでしたか?
Web上で使えるという点と、実際に使ってみて操作のしやすさを感じたので、palnaARを試してみました。
特に、編集画面で思い通りに3Dデータの細かな編集ができたのがpalanARだけでした。建築模型の断面を綺麗に見ていただけるように、建築模型のARを傾けて表示したいと思っておりました。ブースでは画像マーカーも傾けて設置しており、表示される建築模型のARの角度もこだわっていました。そういった細やかな調整ができたのがよかったです。
また建築模型では細かい調整が度々発生しやすく、アップロードや差し替えが何度も行えられるかという点も重要でした。
そして建築模型はデータ量が大きいので、体験画面で適切に起動するかのも不安ではありました。
今回、1ヶ月無料でプレミアムARが作成できるというプランがあったので、無料で試せるのもよかったです。
今後どのように活用していきたいとお考えですか。
更地に実寸大で建築物のARすることで、これから建てる建物のイメージをお見せするなど、できそうですね。
今後palanARに期待することはありますか?
ARとVRを繋ぐような見せ方ができると建築模型がもっと魅力的に見せられるので、そういった機能ができると嬉しいなと思います。
例えば、模型の扉まではARで体験していただき、扉を開いて中に入っていくところからはVRなどできると、面白い体験を作れそうだと思いました。
またベータ版の平面認識も試したのですが、建築模型で一般的なobj、fbxなどの拡張子が非対応だったので、対応していただけると模型ARの表現の幅が広がると感じました。
編集後記
今回は京都の一級建築設計事務所、カクオ・アーキテクト・オフィスさまにプレミアム画像認識ARを活用いただいた経緯をお伺いしました。
京都の風情ある素敵な建築物を展示していただく際に、palanARをご活用いただきとても嬉しく思います。
実際のARや展示ブースを拝見させていただきましたが、見せ方もとてもこだわられており、とても素敵な展示ブースでした。
より建築模型を魅力的に見せる方法を模索し提案していきたいと思います。
▼ 株式会社カクオ・アーキテクト・オフィス
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