埼玉県立川越工業高等学校にて、ARマーカーを使った学科案内を作成いただきました。

埼玉県立川越工業高等学校の化学科様に、ARを体験できる学科案内をpalanARで作成いただきました。

施策概要を教えてください。

川越工業高校の化学科では、令和5年度の学科案内で、palanARを活用したARが体験できるチラシ表紙を作成しました。

手にした中学生が、これまで以上に興味を持ってくれるような、今までにない学科案内にしたいということで、
学科案内のチラシをスマートフォンのカメラで見るとそれがマーカーとなり、埼玉県のマスコットのコバトンが動き出したり、校内案内ビデオが上映されたりというアイデアを盛り込みました。

学科案内をきっかけとして、中学生や保護者の方々に化学科のテーマである「未来を創る、化学のステージでー。実験の不思議を探究しながら、化学の力を学び、見識を深められます。」を知っていただければと思っています。

化学科案内.png (174.9 kB)

palanARをご利用いただいた理由・決め手はなんでしたか?

学科案内はすごろくゲームのデザインでした。ARでキャラクターが盤面を動くと、面白いだけでなく一つひとつのマス目に興味を持ってもらえるのではと考え、インターネットでARサービスを提供している会社を調べた際にいくつか候補が上がりました。その際に、palanARを見つけました。

最初は、WebARジェネレータを利用して試作しましたが、ARマーカーが目立ってしまって学科案内のデザインのレイアウトを変更する必要があったので、palanARを採用しました。

利用の決め手になった理由は2つあります。
1つ目は、体験する方々が、スマートフォンにアプリをダウンロードせずにWeb上でARが体験できるという点です。palanARはQRコードを読み込むだけで簡単にARが体験できます。

2点目は、もともと用意してあったキャラクターのobj形式のファイルと、動画のmp4形式のファイルが利用できるという点です。当初は、画像ファイルでもよいと考えていましたが、palanARでは、キャラクターを動かしたり、動画ファイルをgifアニメーションに変換せずに再生できました。

今後どのようにARを活用していきたいとお考えですか。

今後も継続して使用する予定です。化学科としては、使用感がとても良いので専門教科の授業教材としての活用も考えています。

今後palanARに期待することはありますか?

機能としてはあるようですが、画面をタッチしたところにARのキャラクターを移動させることがどうしてもできませんでした。
また、ARのキャラクターをタッチしたときに、ふきだしのコメントを任意の時間表示させる機能が欲しいと思いました。
アプリケーション上でやりたいことが上手くできない部分があったのでわかりやすくなることを期待しています。


編集後記

今回は、埼玉県立川越工業高等学校の化学科様に、学科案内でのAR活用内容を共有いただきました。

新しい取り組みとしてARを選んでいただけて嬉しく存じます。
素材がお手元にあればpalanARで簡単にARにすることができるので、授業でも活用いただけることを楽しみにしております!

ふきだしのコメントを任意の時間表示させる直接の機能はありませんが、表示のタイミングと非表示のタイミングをイベントとして追加し、非表示のタイミングを遅延させることで任意の時間表示させることが出来そうです。ぜひお試しください。


▼埼玉県立川越工業高等学校
- 学校のホームページ:https://kawagoe-th.spec.ed.jp/