アートなピンバッジのプロモーションにpalanARを活用
今回は、個人で企画やデザイン制作をされているイチノセ様にお話をお伺いしました。
今回の施策概要を教えてください。
価値創造タグという「モノの価値を問いかける」取り組みの中で、「100円」の価格シールや「広告の品」などを模したピンバッジを販売しています。そのプロモーションの一つとして、商品のARを提供しています。
空間に価格のARを出して世の中のいろいろなものに値付けをして、価値を問いかけたり、楽しんだりする使われ方を想定しています。例えば、高額な商品やマンションも、道端の石ころも100円にすることができるんです。
このARは、いろいろな方に体験いただいているようです。
中でも特徴的な動きとして、高級時計界隈の方たちが好んで遊んでくれています。高価格帯の時計を扱っているオーナーさんが気に入ってくれて、数百万円の時計に貼ったりして。私たちの「モノの価値を問いかける」というコンセプトに共感してくれている一例ですね。
腕時計の楽しみは、プライスレス。 Watch collecting fun is priceless. @pricinglife#77266BC #audemarspiguet #audemarspiguetmillenary #オーデマピゲ #millenary #millenaryphilosophique #オーデマピゲミレネリー #ミレネリーフィロソフィーク pic.twitter.com/Yce0TMjSXa
— くろのぴーす⌚腕時計愛好家の生活 (@chronopeacecom) August 17, 2021
ARは体験する方の使い勝手を考えてpalanARの平面認識とインスタグラムフィルターの2通り用意しています。
インスタをよく使われる方はインスタを、Webですぐに体験したい方はWebARを選べるようにするためです。
またtwitterでシェアする時は、すぐに体験できるpalanARのリンクを使うなど、運用側でもそれぞれ使い分けをしています。
palanARを知ったきっかけはなんでしたか。
私は普段から新しいことにはアンテナを張っていて、ARはその登場時から興味があり、自分でコードを書いて作成したこともあります。ただ、私はプログラミングに強いわけではないので、実用化は難しかったです。
それが、ここ数年でAR作成が簡単にできるウェブサービスが増えてきて、作り手は3Dモデルや画像コンテンツを用意するだけで発表できるようになってきました。そこで改めて、無料で使い勝手が良く、必要な機能のあるウェブサービスをgoogleなどの検索で調べたところ、このpalanARを知りました。
palanARをご利用いただいた理由はなんでしたか。
機能も多く全て無料で提供されていてよくできているし、実用に耐えられると思ったからです。
また、オブジェクトのマーカーを基準に好きな位置に配置できる点で、他のサービスに比べてplanARの方が優れていると思います。
今後も継続してpalanARを使用されたいですか? また、どのように活用していきたいとお考えですか。
はい、継続します。palanARをやめる時は世の中でARのブームが廃れてしまったときだと思います。
三次元のプレゼンテーションにARは合っているので、今後の活用として、価値創造タグの他バージョンの制作や、現実ではありえないくらい大きなものを出して楽しむとかを考えています。
やはり、「やってみて面白い!」を体験できないと利用率が上がらないと思っているので、企画のプレゼンテーションを試したり、実証実験としてもpalanARは役立っています。
最後に、こんな機能が欲しい、こんなことができれば・・というご要望はございますか。
機能での要望はないのですが、使い勝手が良くなればいいと思ってます。例えば、オブジェクトを入れ替えられる機能ですが、設定してから順番を入れ替えようとしたときに、最初から作り直さなければならないことがあり、そこは手間だと感じました。合わせて、ユーザーガイドももう少し充実していると嬉しいです。
また他社のサービスで、好きな画像読み込んで、パラメーターで細かい設定できるパーティクル機能があったのでそれができると演出のオプションとして使えるなと思いました。
とはいえ、強く求める追加機能はあまりなく、無料でここまでできたら十分だと思っています。
編集後記
インタビュー前にイチノセ様の作成したARを拝見して「何に使ってるのだろう?」と思ったのですが、今回実例をお伺いして「なるほど」と思うのと同時に面白い使い方だと勉強になりました。また、企画から考えているイチノセ様はAR体験の前後もよく考えてられていて、どうしたら楽しんでもらえるか、どうしたら迷わずに体験してもらえるか、から考えられてました。
palanARもARが作れることは当然として、ARを体験してもらうだけではなく、その前後も含めてどのような機能が必要かを考えて開発しています。例えば、体験前に使い方の案内を表示できるモーダル機能など。そのように使う方の体験全体を考えるところはイチノセ様と通じるところがあると感じました。
体験URLはこちら
価値創造タグのページはこちら!
https://pricing.life/
ページ内下部の「AR PricingTag」でARを体験できます