脱炭素社会を考えるエコアクション。信州りんごを未来につなぐ信濃毎日新聞社の取り組み

palanARを用いた「りんごと脱炭素社会〜Go!ゼロカーボン!」ARについて、信濃毎日新聞社の小川様に伺いました。

「りんごと脱炭素社会〜Go!ゼロカーボン!」について

本施策は、信濃毎日新聞に掲載されたQRコードを読み込むまたは、特設サイトからお試しいただけます。
AR(拡張現実)で立体的なりんごの木が映し出され、自分にできる脱炭素につながる行動=ワンアクション宣言を投稿すると、木にりんごがひとつ実ります。

<遊び方>
①11月22日の新聞紙面に掲載されたQRコードを読み込む、または特設サイトからARを立ち上げる。
 (特設サイトはこちら:https://ringo.shinmai.co.jp/
②AR(拡張現実)上にりんごの木が出現します。【私のワンアクションを投稿する】をクリック。
③好きなりんごの色を選び、ワンアクションを投稿します。
④木に投稿したりんごが実ります。りんごをタップすると、投稿したワンアクションが表示されます。
※特設サイトでは、ほかの方が投稿したワンアクションを見ることができます。

ARやデジタル技術の取り組みのきっかけについて教えてください。

「環境を守る行動」や「脱炭素につながる行動」=ワンアクションをりんごの果実1個に置き換え、投稿されるたびに木に実ることで、一人ひとりの行動が信州りんごの未来を守ることに繋がるというメッセージを可視化する狙いがありました。
WEBサイトだけでもこの課題はクリアできるかと思いましたが、ギミック的に「実際にりんごの木に果実が実る!」はとても面白いと思い、AR活用案が浮かんできました。

施策のポイントを教えてください。

2024年は信州で西洋りんごの栽培が始まり150年目の節目です。先人たちの努力もあり、現在では県内至る所で栽培され生産量は全国2位、屈指のりんご王国となりました。
一方、暑すぎる日差しによる日焼け、寒暖差の小ささによる着色不良、凍霜害、病害、台風による落下など近年の地球温暖化による異常気象は、信州りんごにも様々な影響を及ぼしています。150年後も信州の特産品であるりんごを、そして身近にある原風景を未来につないでいくことができるだろうかー。
その問いの答えは、地球温暖化や脱炭素、環境問題に対して一人ひとりが考え、気づき、意識し、行動に移すことが大切だと考えました。

本企画は、そのファーストステップとなるよう、脱炭素を自分事化し個人レベルでも参加できる仕掛けを施しました。
具体的には、ワンアクションを投稿する、脱炭素の取り組みで栽培されたりんごを購入する、などです。
いずれの施策も実施してもらうことで脱炭素社会実現への活動資金寄付に繋がる設計にしていますので、貢献を実感しやすい仕組みです。

palanARをご利用いただいたきっかけ・決め手はなんでしたか?

複数社に打診いたしましたが、要望に対して迅速なレスポンス、ダミー含めた提案力、そして自社サービス「palanAR」をお持ちだったことが決め手となりました。

今後どのようにARを活用していきたいとお考えですか。

紙面では表現できない奥行きをARで補うことができれば、企画の幅は無限大に広がると思います。新聞×AR、アナログ×デジタルはまだ拾い切れていない領域が多いと考えており、今後も積極的に取り入れていきたいと思います。


編集後記

信濃毎日新聞社の小川様に、「りんごと脱炭素社会」施策について伺いました。
「環境を守る行動」や「脱炭素につながる行動」=ワンアクションを可視化するツールに、palanARをお選びいただいたこと嬉しく思います。
特設ページからも投稿いただきますので、ぜひ「りんごと脱炭素社会」にご参加ください。

新聞×AR、アナログ×デジタルについて、おっしゃる通りまだまだ拾いきれていない領域が多いかと思います。紙面やアナログ部分でのお力をお借りしながら、AR表現の可能性を模索して参ります。