個性豊かな近未来ファッション。東京モード学園ファッションビジネス学科の取り組み

「画像認識を使ったファッションでのAR利用」として、東京モード学園ファッションビジネス学科の授業でpalanARをご利用いただきました。
今回はこちらの取り組みについて、ゲスト講師をされていますデザインスタジオ バタフライエフェクトの伊藤様に伺いました。

実施された授業を教えてください。

授業は3回に分けて実施しました。1回目はARに関する説明を含めた座学、2回目はpalanARの使い方、そして3回目はARを制作する実践です。生徒にはプレミアム画像認識を使用し、服に合わせて動くARを作成してもらいました。


この授業の目的には、ファッションを専門に学ぶ生徒たちの卒業後の選択肢を広げることも含まれています。パタンナーやデザイナー以外の道に進んだとしても、例えばSNSで話題になるようなコンテンツ制作など、学校で学んだことを生かせると良いなと思い今回ARを取り入れました。

palanARをご利用いただいた理由・決め手はなんでしたか?

リモートベースで使用をしていくことを考えると、palanARが一番使いやすそうだと思いました。120分の授業3回で生徒に制作してもらうため、簡単であることは必須でした。

今回の施策で難しいと感じた点を教えてください。

palanARでの利用より、ARに入れるための素材を準備するところが大変でした。
生徒たちはファッションをメインにしているため、短い時間でアニメーションを作成し、実装という点に苦戦している人が多かったです。
もう少しAR部分に時間をかけて挑戦できたら、もっと面白さを知ってもらえたのかなと感じています。

今後どのようにARを活用していきたいとお考えですか。

もっと実践の回数が必要かなと思っています。
プロジェクト自体は新しい取り組みとして校内でも好評だったため、これからも活用していきたいです。

また産学連携など、デザイン・企業・ARを組み合わせた活動に取り組めればと考えています。ただ0から形を作るだけでなく、アップサイクルなどのビジネス的な視点も入れながら、制作に取り組んで行けたら良さそうです。