150年前の街をARでリアルに再現! TAKANAWA LINK SCAPE

画像提供:JR東日本

東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)が高輪ゲートウェイ駅直結の「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちびらきに合わせ、JR東日本・TOPPAN株式会社と共同で企画を行ったARプログラム「TAKANAWA LINK SCAPE」にpalanAR・AR Mapsを提供し、WebARの開発をpalanが担当しました。

企画概要


高輪は1872年の鉄道開業の際に、海の上を初めて鉄道が走った近代化の礎を築いた地です。
「TAKANAWA LINK SCAPE」は、当時の風景をARでリアルに知ることができるプログラムです。
今から約150年前、日本初の鉄道が開業した際に、蒸気機関車が「高輪築堤」を走った景色や、まちづくりとともに出土した築堤の様子等をAR技術により体験できます。

企画背景


「TAKANAWA GATEWAY CITY」では、まちづくりを進める中で出土した高輪築堤の保存と活用を通じて、日本で初めて鉄道が走ったイノベーションの地としての記憶を、次の100年に継承していくことにより、地域の歴史的価値向上を目指しています。
AR技術を活用することで、鉄道開業期のイノベーションを子どもから大人まで、普段駅を利用する方から海外から来訪する方まで、さまざまな方に体感いただけるよう、本プログラムの企画を行いました。

コンテンツ内容



高精度な位置情報ARを配置できるImmersal社のVPS(Visual Positioning System)を活用し、現地の景観と連動した体験ができるコンテンツを5つ展開しています。

1.広がる海(ゲートウェイパーク):
かつての高輪エリアの様子を知ることができます。

2.築堤と機関車(高輪リンクライン):
高輪築堤の上を走る機関車や築堤の構造を見て学ぶことができます。

3.タイムトリップ江戸・明治:
高輪エリアにゆかりのある錦絵がARで飛び出します。

4.パノラマ築堤:
高輪築堤が発掘された時の現場の様子を360°画像で体感することができます。

5.未来のモビリティ:
未来で活躍する自分だけのオリジナルモビリティを創ることができます。

体験方法


1.TAKANAWA GATEWAY CITY内、Gateway Park大階段付近と、高輪リンクライン内に設置されたパネルのQRコードを読み取るとブラウザでARが起動します。
2.各コンテンツで表示されるガイドに沿って操作すると、ARコンテンツが体験できます。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

企画のポイント


・VPS技術により現地の景観とARコンテンツを連動させ、その場でないと見ることができない臨場感ある演出を実現しました。「場所」に価値をもたらす仕掛けとなっています。
・高輪ゲートウェイ駅や周辺施設との接続を意識し、AR体験が単体で終わらず、街全体を巡る動機になるよう設計しています。
・3Dデータは150年前当時の歴史的史料などや専門家と連携し、忠実に再現しました。
・日本語だけではなく英語にも対応し、また音声でもガイドを設けることで、外国人旅行者や地域住民を含む幅広い層に対応いただけるコンテンツになっています。

プログラム概要

開催期間:2025年3月27日~ ※終了時期未定

場所:TAKANAWA GATEWAY CITY内
Gateway Park大階段付近、高輪リンクライン
〒108-0074 東京都港区高輪2丁目21−1

参加費:無料

TAKANAWA GATEWAY CITY 公式サイト:
https://www.takanawagateway-city.com/

お問い合わせ

palanはImmersal社と提携し、VPSを活用したARを開発・提供しております。

Immersal VPSについてはこちら:
https://palanar.com/immersal_contacts/new