角川ドワンゴ学園N高等学校、S高等学校「Project N」の授業において、制作物の発表にpalanARをご活用!
今回は角川ドワンゴ学園 N高等学校、S高等学校(以下、N/S高)の職員で、教材の企画・制作を担当されている武藤様に、授業でpalanARを活用された事例についてお話を伺いました。
ARを導入した授業の概要を教えてください。
本学園で9月に実施した「Project N」*の授業で、「キャンパスに世界遺産を集めよう!〜遺産と歴史に触れるARプロジェクト〜」を行いました。
※Project N…中高生が社会に出て活躍するための知識やスキルを身につける課題解決型のプロジェクト学習
世界にある様々な「世界遺産」を題材に、その登録背景や歴史を学んだり、現地の人々の生活などを身近に感じ、社会科目と実社会に興味を持ってもらうことがこの授業の大きなテーマでした。そして学んだことをアウトプットするために3DCGやARを活用しました。
WebARを授業に用いたきっかけを教えてください。
教材を構築していく上で、インプットだけの内容では生徒がワクワクしないのではないか、何か制作し、発表する場があれば生徒が楽しんで授業に取り組んでくれるのではないかと考えました。
本学園の生徒は過去に様々なAdobeのアプリケーションを使用した経験がありますが、Adobe以外のツールでも3DCGに取り組んで欲しいと思い、新しいツールで制作したものをみんなに披露する場にWebARが最適であると考えたためpalanARの導入に至りました。
※実際に授業の説明で用いられた資料
palanARを知ったきっかけは何でしたか。
無料で様々なことができるAR作成ツールを探す中で、palanARを知りました。
使用してみるとUIがとても分かりやすかったので、生徒にとっても簡単にARを制作できそうだなと魅力的に感じました。
今後も継続してpalanARを使用されたいですか?また、どのように活用していきたいとお考えですか。
N/S高では様々なプロジェクトを並行して行っているのですが、別のプロジェクトでも使用していきたいなと考えています。
今回の世界遺産プロジェクトをきっかけに、生徒もARの知見を得ることができ、早速、他の成果物制作にも取り入れているようです。
palanARはとても使いやすかったので機会があればまた活用したいと思ってます。
最後に、こんな機能が欲しい、こんなことができれば・・というご要望はございますか。
ベータ版にあるものこそ、機能がもっと充実すればなと思います。例えば、GPS機能などが更に強化されたらぜひ使用したいです。
また教育プランがあれば便利だと思います。
学園ごとのプランや、期間限定のプランが用意されていたら嬉しいです。
※palanARでは教育プランの導入をただいま検討中です。
編集後記
今回は角川ドワンゴ学園 N/S高さんの授業でpalanARを活用頂いた事例をご紹介しました。
3DCGの制作物をクラスで発表する際に用いられ、使用された生徒様から「制作物がARになって眺められるのは、想像以上にテンションが上がりました。」「ARは作ったことがなかったので、作れて楽しかった」との感想を頂きとても光栄です。
その他にも「ARを最後まで完成できなかったのが少し悔しい。けれど細かいところまで頑張れた」などの感想も頂きました。
palanARでのAR作成の手軽さを今後も更に追求し、改善に努めてまいります。
またこの授業にてARの着想を得た生徒様が、同学園主催プロジェクト「夏の自由な展示研究プロジェクト Expedition “OCEAN”」にてpalanARを活用した作品が優秀賞を受賞されました。
次回の記事にて受賞された生徒様にインタビューした内容のものを掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
「Project N」紹介ページ